母に叩かれる弟を見て、怖くて何もできなかった私

 

私の記憶がはっきりしないので、頻度は定かでないのですが

弟はよく母に叩かれていました。

 

弟はたぶん、とてもまともな子、素直な子だったのだと思います。

ちょこっと口答えをすると

「ちょっと来なさい!」って怒鳴られて、行かなきゃいいのに弟は母のところに行き

「これでもか!」「これでもか!」って力任せにたたかれて、吹っ飛んでいました。

 

翌日弟は真っ青なあざだらけでした。

 

なんで私、助けなかったんだろう。

なんであんなかわいそうなこと・・・。

 

って、それが悔やまれてなりません。

 

手をつなぐ姉弟

 

だって怖かったんです。

母が弟を叩いている間、怖くて見ないふりして下を向いて固まっていました。

 

私は、母に叩かれるのが怖くて

母には絶対に逆らいませんでした。

 

母の言うことには100%同調。

違うなと思った時でも絶対に反論はせず、せめて無言…でとどめていました。(たぶん無意識に)

 

もちろん母は、そんな私がかわいいし

「かすみちゃんは賢いな、ようわかってるな」といつも言っていました。

 

そして、その頃の私は

特にそれを、無理していてしんどいなど思ったりもしていなかったのです。無意識ですから。

 

東京に出て、服を買いに行って衝撃を感じた

その瞬間まで、私はすっかり母に取り込まれていましたし、

そのことにあまり疑問を抱いていなかったように思います。

 

弟と私は、普段は仲が良く

よくふざけたり一緒に遊んだりしていましたが

 

過去の日記を読むと、弟が反抗期の時、かなりひどかったみたいで

「死ねばいいのに」と書いていました。(あんまり覚えていない)

 

ま、そんなこんなで

弟は社会人になってからというもの、冠婚葬祭以外はほとんど実家には寄り付かず

私も弟がいるんだかいないんだか、というような状態で30年きています。

 

6年ほど前に、私が母のおかしさに耐えかねて、弟に愚痴を言おうと珍しく電話をかけた時、

私が「あら、キチガイやな」と言うと、

何を今更・・・というような返事でした。

 

叔母が昔弟に、結婚しないのかと聞くと

「結婚した相手がお母さんみたいなんだと嫌だから・・・」と言っていたそうです。

 

ほんとにかわいそうな子。

 

弟はそんな感じで、早くに両親…いやもしかしたら助けてあげられなかった私

母に同調していた私に愛想をつかして

体よく距離を置いていたんだと、ほんとに最近気づいた鈍い私です。

 

今になって母から離れようとするのは、ほんとに大変。

今まで母は、うちの家族が普通の家族だと思っていたんだから。

娘が自分を嫌ってるなんて70過ぎてから突き付けられるなんて

どんなにか淋しいだろう。

 

・・・ていうか

20年前に一度、同居をやめる時に一度、私は「無理だ」という意思表示の手紙を母に書いているのに

母はそれをすっかり受け流しています。

 

そして、今、私が無理だと言うと、まるで初めて聞いたことのようにうろたえるのです。

ほんとに意味がわからない。理解不能。

 

 

#虐待 #逆らえない #母が怖い #母の言うなり #賢い子 #オカムス